ベッドの上のクマ

大先生、ご無沙汰しております。いよいよ明日から、世界に旅立ちます。あの日、もし大先生に出会うことがなかったら、私はこの運命の旅には出ていなかったでしょう。

今は、ホテルで大先生に絵ハガキを書いています。今日、ホテルにチェックインして部屋に入ると、何とベッドの上にクマが倒れていました。クマは気絶しているのではないかと思い、私は必死に呼びかけ彼の体を起こそうとしました。

するとクマは突然起き上がり、私を怒鳴りつけました。よく話を聞くと、クマはベッドの上で腹筋運動をしていたそうです。軽率な私の行動は「小さな親切、大きなお世話」だったようです。今後旅をするにあたり、気を付けようと思いました。

それでは明日、世界に旅立ちます。また絵ハガキで状況を報告いたします。

追伸;ホテルの歯ブラシは、持ち帰ってもいいのでしょうか。

 

感謝を込めて オアシス・スマイルズ

ABOUTこの記事をかいた人

フリーランスの画家として活動しています。 愛知大学卒業後、青年海外協力隊で南米ボリビアの首都ラ・パスの国家警察学校で空手に当たる。現地で絵を描く楽しさを知り、帰国後独学で技法を学ぶ。その後、創作活動をして個展を開催する傍ら、ラオス、スリランカ、エルサルバドル、フィジーに空手の指導に当たる。今までの経験を創作に活かし「明るく、楽しく、やさしい絵」をモットーに元気に活動中。