「おやすみロジャー」という絵本があるのをご存知でしょうか?
子どもを寝かしつけるつけるときに読む絵本です。
これが出版された当時、私は育児中でというか今も育児中だけどまあそれはいいとして、自分は疲れているけどまだやる事があるから子どもには早く眠りについてほしいわけです。
そんなとき、ネットでこの本が話題になっていました。
レビューを読むと「子どもが秒速の速さで眠りについてしまう!」なんていうのがあるではないですか!
「催眠術まがいの文章で子どもを寝かしつけるなどけしからん!」みたいなレビューもありましたが、見てみないとわからないのでネットで注文しました。
「おやすみロジャー」の絵本が届いてさっそく本を開いてみると、なるほど催眠誘導の手法が使われているのがわかりますが、個人的にはぜんぜん気になりませんでした。
が、イラストがなんだか洗練されていないって感じで、外国の方が描かれたみたいなのですが、なんだか・・・、いわゆる・・・、ちょっとキモい。。。
どことなく「こびとづかん」を思わせるような世界観・・・。
自分の仕事柄、もうちょっと可愛いイラストがいいんじゃない・・・って思いました。
でも、私がこの絵本のイラストを描いてもきっと誰かが、もう少し別の人のが良かったんじゃない・・・?みたいに思われるかもしれないので、これにはあまり触れないでおきます。
話を戻します。
さっそく寝るときに、3歳の息子に読み聞かせました。
が、話が長い。。。
というのもあるけど、このイラストのキャラクターに親しみが湧かない。。。
話の途中で出現する「おねむのカタツムリ」には、正直かなりキモいので絶句して目が覚めます。
※トラウマになるのでは!?と心配な方は、↓をクリックしないでください
「おねむのカタツムリ」
あ、そうでした。見かけを批判するのは、私のポリシーに反するのでやめておきます。
また、話を戻します。
まず物語に起伏がないので、すぐに親が眠くなります。それが、狙いか。。。
どうでもいい展開から、どうでもいい結末で話が終わるので読むほうとしては耐え難い。。。
キャラクターに親近感が湧かないので、子どもが混乱している様子。。。
親も混乱。。。
結局は催眠誘導なので、数を数えたり、ゆっくり読んだりしていくので親は睡魔に耐え、意識が朦朧としながら朗読を続けます。
3歳の子どもにはこれらの文章は意味不明なので理解できていないようでしたが、よくわからないので眠くなるようでした。
おおかた3分の1ぐらい読んだところで、子どもはいつも眠ってしまいました。
が、時々、半分ぐらいまで読んでもまだ起きているので、がんばってクライマックスまで読み進めてもう眠ったか?と子どもを見ると「パッチリ」おメメが開いていた時のこの敗北感というか、虚無感というか、ここまでオレは一体何をしていたんだ・・・っていうなんとも言えない念が静かな夜空を駆け巡ります。
この絵本の感想としては、子どもは結構な確率ですぐに眠ってくれたので「いいね!」で締めくくりたいと思います。
毎晩読んでいるうちに、子どもから「おやすみロジャー」のリクエストは消えて行きというか拒否され、今では「おやすみロジャー」は絵本棚のどこかで眠ています。
時々、あのキモい「おねむのカタツムリ」を見たくなりますが、そんな時は夢の中で会えたらいいなと星に願いを込めるようにしています。
おわり