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「心を癒す」がテーマの画家ハナムラ・ヒロユキです。
美術の教育を受けていないけれど絵を描くことが好きなので、自分で展覧会を開いてみたいという方はたくさんいます。
そんな方のために作品を販売する方法をお伝えします。
目次
作品を売るための2つのルート
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一般的に作品を販売する手段となるルートは大きく分けて二つあります。
- ギャラリーや画廊を通して販売する
- 自分で販売する
ギャラリーや画廊で販売してもらう場合、まず作品を見て気に入ってもらう必要があります。
そこのオーナーの好みやギャラリーの方針にもよりますが、気に入ってもらったら企画展などに参加させてもらい、ゆくゆくは取り扱い作家になってゆきます。
ギャラリーや画廊にはお抱えのお客さんがいます。
そのため作品が売れる確率は自分で販売するよりもかなり高いといえます。
チャンスも広がるかもしれません。
でもまだ初心者で好きで作品をつくっていて、まだそこまでは無理という方がほとんどだと思います。
なので、まずは自分で展覧会を開いてそこで値段をつけて販売してみることをおすすめします。
関連記事:
「はじめての個展!作品の値段をつけ方を考えよう」
「初心者でも安心!小さな個展を開くための22のステップ」
自分一人で小さな個展を開いた場合について書いていきます。
わかりやすいように表示する
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作品を展示してから、作品の下にキャプションという作品の名前などを記したカードを貼っておきます。
このカードには価格を記入しないことをおすすめします。
なぜかというと見る人は、作品と価格を見比べてしまうからです。
「え~~~、こんなに高いの~?」とか思ったりするし、
売りつけられるような恐怖感を感じる人もいたりします。
ですので、価格はキャプションには書かずに、別の紙に作品をリストにして貼っておけばいいです。
そしてA4サイズ以下の用紙に
「販売もしておりますので、
もしお気に入りの作品がありましたら
作品価格リストをご覧ください」
と書いておくといいです。
そうすれば見る人は値段を気にすることなく、安心して作品を鑑賞することができます。
お客さんを安心させる
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ギャラリーや画廊での展覧会は敷居が高いような気がして、行ったら作品を買わなければいけないと思っている人も結構いますので、もっと気楽に鑑賞できるスペースであるということをアピールすることが大切です。
作品展を見に行ったことがあるという人は、
能を見に行ったことがあるという人と同じくらい少ないのではないかと思います。
それぐらい一般的ではないので、
気楽に見て楽しむものだということをわかりやすく説明する必要があるのです。
作品が欲しいという人が現れたら
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もし「この作品が欲しい」という人が現れたとします。
今までに絵画などの作品を何度も買った経験がある人ならいいのですが、
ほとんどの人がアートなど買ったことがありません。
どうすればいいのか、まったくわからないのです。
こっちも売るのは初めてなので、一体どうしたらいいのかハラハラしてしまいます。
例えば絵だったら、
額付きでこの価格なのか
それとも額代は別に支払うのかお客さんはよくわかりません。
そこをはっきりお伝えしましょう。
作品は持ち帰れるの?
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購入した作品はすぐに持ち帰れるのか?どうなのか、
というのもよくわかりません。
できれば即日手渡しで販売したいのですが、
たくさん売れた場合などは作品がどんどんなくなっていってしまいます。
一般的には後日発送するというのがいいと思います。
郵送する場合
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郵送する場合は、
運送料は込みなのか別途必要なのかも確認します。
お互いの連絡先を必ず交換しておきましょう。
その場合、支払いは会場で先に済ませてもらうのか、
もしくは銀行振り込みにしてもらうのか。
次のパターンがります。
郵送する
- 展覧会終了後に作品を梱包して、郵便局か宅急便などで送る
- 銀行振込完了後に発送するのか、作品到着後に振込みをするのか確認する
- 振込を確認したら、領収書を送る(もしくは作品に同梱する)
自分で届ける
- お客さん宅が自宅からそれほど遠くないのなら、自分で作品を届けます
- 前もって連絡を取って、都合のいい日にちと時間帯を聞きましょう
- 支払いは当日に手渡しするときにお願いする
- 領収書を発行する
領収書を用意しましょう
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「領収書はいらないよ」と言われることもありますが、
あとで確認できるので用意しておきます。
領収書はダイソーやセリアなどに売っているもので大丈夫です。
- 宛名
- 金額
- 但し書き
- 日付
- 自分の連絡先(住所、電話番号、名前)
を記載して自分の名前の横辺り印鑑を押します。
上の紙ではなくて下の複写になっている千切れるほうを、お客さんにお渡しします。
印鑑はお客さんにお渡しする複写のほうに押します。
5万円以上は収入印紙が要ります
金額が5万円を超える場合は、
200円の収入印紙が一枚必要になります。
コンビニで
「200円の収入印紙ください」
といえば出してくれます。
緊張して焦ると
控えのほうに収入印紙を貼ってしまうことがあります。
どうぞ落ち着いてやってください。
収入印紙は、
複写のほうに貼って割印します。
これでOKです。
但し書きについて
お客さんが経営者の場合、例えば
「絵をお祝いのプレゼントにしたい」
と言われたら贈答品として経費で落とすことになるかもしれません。
その場合「但し書き」はどのように書けばいいのか前もって聞いておきましょう。
発送するときの心得
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作品を後日発送する場合は、なるべく早く手配しましょう。
もたもたしているとお客さんは「私、作品をお願いしたよねぇ・・・?」と不安になってしまいます。
作品を販売するということは、責任が伴います。
趣味ではなくプロとして活動しているということなので、そのへんの自覚をもって行ってください。
額を発注しなければならない時は、額屋さんに納期はいつなのかを確認しておきます。
納期がわかった時点で、お客さんに納品できる日にちを電話かメールでお伝えします。
このときに作品の到着日と時間帯を聞くのですが、メールだとやり取りに時間がかかる場合があります。
急ぎの場合は、電話で連絡を取るのをおすすめします。
お客さんと確認が取れたら、さっそく梱包して作品を発送しましょう。
現在の通販は注文したら翌日届くぐらい早いので、作品のお届けもできれば早いほうがいいです。
「Amazonよりも早く!」をモットーに、サクサク手配していきましょう。
作品にはお礼の手紙などを入れておくといいですね。
以上が、個展で作品が売れた場合のやり方についてお伝えしました。