こんにちは。ハナムラ・ヒロユキです。
最初は好きで描き始めた絵ですが、長いあいだ描いているうちに段々と絵を描くのが楽しくないと思ってしまったときにちょっと考えたいことを書きました。
目次
最初はみんな「好きだから描く」
絵を描く人というのは、多分みんな好きで描いている人がほとんどだと思います。
最初は「上手にこの絵を描いて誰かに自慢しよう」とか思わずに、自然な感じでただただ楽しいから描き始めたという人のほうが多いのではないかと思います。
それで技術とかをレベルアップしていくと段々と楽しくなって描けるものが増えてきて、気づいたら何年も描いていたなんてこともよくあります。
気づけば「つまらなくなっている」
でも最初はあんなに楽しかったのに、今はなんでこんなにつまらなくなってしまったのだろう?と思うときがあります。
よく「初心に帰る」といいますが、多分その初心は「楽しかった」からという人が多いと思います。
でも、今は楽しくない。。。。
なんで。。。。
楽しくない原因はわかりましたけど、なぜこのようにつまらなくなるのかがよくわかりません。
スランプです。
「描くことがつまらない」原因とは?
私もときどきそういうことがありましたが、自分なりに考えてみました。
- 技術的に進歩してないので、描いている絵に成長がみられず同じような絵ばかり描いているのではないかと思って面白くない
- 「絵を描くということ」のほかに、学校、仕事、人間関係などの心の負担になっていることがある
- 体調があまりよくなくて、なんだか身体がダルい
- 誰かに自分の絵を批判された
- 実は「絵を描くこと」のほかに、もっとやりたいことがある
- イメージが湧いてこない
- ただの自己満足だと思ってしまう
- 自分には才能がないと思ってしまう
技術的に進歩してないので、描いている絵に成長がみられず同じような絵ばかり描いているのではないかと思って面白くない
絵画でもイラストでも自分のイメージ通りに描きたい、と思ったらそれなりの技術が要ります。
同じようなタッチでずっと描き続けていると、飽きてきたりするときがあります。
そんなときは、もしかしたら自分の技量が停滞しているのかもしれません。
技法書やインターネットから学ぶこともできるので、YouTubeとかでそういうのを見てやってみるのもいいです。
ただ漫画を描くとなると技術的なことでつまらなく感じることもあるかもしれませんが、もしかしたらこの先のストーリー展開のイメージがわかないので、つまらなく思えてしまうのかもしれません。
「絵を描くということ」のほかに、学校、仕事、人間関係などの心の負担になっていることがある
絵を描くことに集中できずに、段々と飽きてしまうということもあります。
その原因として、学校や職場での人間関係で悩んでいたり、進路や仕事のことで迷いがあったりすると描けなくなるというか、絵など描いている場合ではないのではないかと思ってしまったりします。
絵を描くのが気晴らしになるのならいいのですが、いつもそうだとは限りません。
だから、そんなときは仕事で絵を描かなければならないというのではなかったら、思い切って描かないようにするという選択もあります。
絵を描くことのほかに、映画を見る、スポーツ観戦する、ゲームをする、読書する、散歩する、ボケ~っとする、なんでもいいので心をリラックスさせるといいです。
絵を描くことが仕事ではないのなら描かなければいけないという義務ありません。
描きたいと思うようになるまで描かなくても全く問題はないので、焦らず好きなことをするのがおすすめです。
そういう時に、色んないいアイデアやイメージが浮かんできたりしますので。
体調があまりよくなくて、なんだか身体がダルい
つまらないと思うのは、もしかしたら体調がすぐれないからかもしれません。
自覚症状はなくても、風邪の前兆だったりすることもあります。
そんなときは気力も衰えているので、絵を描くことに限らずその他のこともあまりやる気がおこりません。
絵を描くことというのはじっと座って手を動かしているだけに見えますが、すごく体力も頭も使うんです。
だから、普段の体調管理と食事のバランスを考えて生活しないといけません。
気力も体力もコントロールすることで、創作意欲を向上させませしょう。
誰かに自分の絵を批判された
心を込めて一生懸命に描いた絵を誰かに批判されると、心が折れそうになります。
でも、それはその人の感想なのであまり気にしないようにしましょう。
なんでその批判が自分の心にグサッと突き刺さるのかというと、無意識のうちに自分が気にしていることだからです。
そんな時は「辛口のアドバイスをもらった」のだと反面教師的に考えてみるのもいいかもしれません。
といっても、自分の世界観を壊すまで改善する必要はないと思いますけど。
実は「絵を描くこと」のほかに、もっとやりたいことがある
本当は絵を描くことのほかにもっとやりたいことがあるのだけれど、なぜかダラダラと描いてしまっていることもあります。
「描かなければいけない」と思っているのかもしれません。
あまり「絵を描く」ということに執着せずに、他の方法で自分を表現する方法もあるということを考えると、心は楽になって自由度が増します。
色々やってみるといいです。
イメージが湧いてこない
これは長年絵を描いていれば、誰にでもあることだと思います。
「温故知新」といって「故きを温(たず)ねて新しきを知る」という言葉があります。
昔のことを調べて、そこから新しい知識や見解を得ることです。
どんな画家でも漫画家でも、過去の人の影響を受けて自分の作品に活かしています。
色んなものを見て色んな影響を受けないと、頭の中にイメージがストックされません。
だからイメージが湧いてこない原因んというのは、ただ単に頭の中にイメージの在庫がない状態なのかもしれません。
そんなときは本からでもインターネットからでもいろんな画像を見て、感動したものを保存してイメージを膨らませるといいです。
とにかく、心が躍るような画像を探しましょう。
ただの自己満足だと思ってしまう
好きで絵を描いているのだから、自己満足になるのは当たり前だと思ってもいいです。
楽しくないとやってられません。
まずは、自分が満足いくようなものを描けばいいです。
一つの作品が出来上がっても「次はもうちょっと面白くできる」という思いがあるので、次の創作に取り掛かることができます。
それが創作を続けられる秘訣ではないでしょうか。
まずは自分が満足できるようなものを描いていって、それから段々と他人が見たら面白いものって何だろう?関心を示すものって何だろう?と考えて少しずつ変えていくのもいいです。
人が作品を見て感動するのは、作品の中に共感するものが描いてあるからなんですよね。
だから、狙って描いても空振りすることもよくあるので、自分が本当に好きだと思うものを描き続ければそれが好きだという人も現れたりします。
あと、描いた絵を他の人には見せずに、自分だけで楽しむのならまったく自己満足でOK!です。
それを誰かに見せることを前提として描くと「自己満足なのではないか!?」問題に突き当たってしまうんですよね。
まずは自分が100パーセント満足できるような作品に近づけるように描き続けるのがいいと思いますよ。
自分には才能がないと思ってしまう
才能というのは誰かに「それいいね!」と言われないと気づかない時がよくあります。
自分で自分の才能というのは、誰かに評価されるまで気づけないのがほとんどだったりします。
そんな時は、まずは自分で自分のいい所を評価しましょう。
ちょっとのことでも何でもいいんです。
まずは自分のちょっとしたことを自分で誉めると、やる気が湧いてきます。
創作活動を長く続けて色んなところで発表していると、「これいいね!」という人が増えてきます。
そういうことで自分の才能に気づけたりしますよ。
まとめ
あとは逆説的になってしまうのですが、別に描かなければいけないことはないのでやめたかったらいつでもやめれます。
やりたかったら、いつでも始められます。
あまり才能とかなんだとかに囚われずに、「好きだから描くんだ!」ぐらいの気持ちで気楽に自由に描けばいいのではないかというのが、私なりの結論です。