こんにちは。「心を癒す」がテーマの画家ハナムラ・ヒロユキです。
今回は、我が家の庭の巣箱に営巣したシジュウカラについて書きました。
最終的には、ヒナは全滅という悲しい結果になってしまいました。
そこまでの経過を綴っていきます。
※最後のほうにヒナの悲しい結末の写真を載せてあるので、見たくない方はご注意ください。
目次
我が家の巣箱
巣箱の設置時期
2017年の秋ごろから、我が家の庭の低木に巣箱を設置しました。
地面から170㎝ぐらいの位置で低いので、スズメは入らないかもしれないけど誰か入ってくれたら嬉しいな、ぐらいの気持ちでした。
シジュウカラが下見に来る
2月末ごろになるとシジュウカラ夫妻が一日に2回ほど下見にやって来ていました。
シジュウカラの鳴き声がするのですぐに来たとわかります。
2018年6月19日<営巣開始>
途中で営巣中止する
ゴールデンウイーク頃に巣材である苔を3日ぐらいかけて巣箱に運んでいましたが、4日目からパッタリと姿を現さなくなりました。
我が家周辺には野良猫が非常に多いので、もしかしたら危険を感じて営巣を中止したのかもと思いました。
諦めて巣箱の中の苔を全部取り出してきれいにしました。
再び営巣開始
その数日後、再び姿を現すようになり、巣箱の中を何度も出たり入ったりしていました。
6月中旬になって早朝にシジュウカラがよく鳴くようになりました。
巣箱の中を見ると苔が敷き詰めてあったので、再び営巣を開始したようです。
2018年6月21日<産卵開始・一個目と二個目>
苔の上に獣毛が敷かれていました。
よく見てみると縮れた人毛らしきものも。
自分のだったりして・・・。
巣材の中をよく見ると、中央付近に小さな卵が一個産み落とされていました。
夢が叶って感動しました!心ウキウキ。
午後によく見たら2個になっていました。
小さなかわいい卵。。。
2018年6月23日<産卵・三個目>
写真ではよく見えませんが、巣材の中には3個の卵がありました。
獣毛もたくさん追加されています。
巣箱の中は、獣臭いです。
2018年6月25日<産卵・四個目>
巣材に隠れて見えませんが、4個目が産み落とされていました。
巣材は追加されたり、配置換えされたりしている模様です。
2018年6月26日<産卵・五個目>
中央に卵が積み重なっています。
卵は大人の子指の爪ぐらいの大きさでした。
ツバメの卵の大きさも確か同じぐらい。
2018年6月27日<産卵・六個目>
朝方に巣箱をのぞいたら、お母さんとパッタリ目があいました。
ちょっと写真を撮らせてもらい失敬しました。
がんばって温めてね~。
2018年6月28日<産卵・七個目>
卵は7個に増えました。
コロコロしてかわいいですね。
早く孵化しないかなぁ~。
抱卵開始
抱卵期間
2018年6月28日~7月9日
2018年7月9日<三羽が孵化しました>
動画はこちらのインスタグラムからどうぞ:
「7月9日の巣箱のヒナたち」
朝巣箱の中を確認したら、念願のカワイイ生まれたてのヒナが誕生していました。
かわいい~~~~。
小さな生命の誕生にとても感動しました。
2018年7月10日<四羽目が孵化しました>
上の二つの写真は同じ写真に見えますが、間違え探しではありません。
微妙に動きが違っています。
口を開けて、餌くれ~~って言ってます。
生まれたてですが頭にはモヒカンのような産毛が生えています。
ちょこちょこ動いてかわいいです。
みんな生きるのに一生懸命です。
動画はこちらのインスタグラムからどうぞ:
「7月10日の巣箱のヒナたち」
2018年7月11日<五羽目が孵化しました>
巣箱の中で、みんな一生懸命に口を開けています。
一日生まれるのが違うだけで大きさが結構違いますね。
動画はこちらのインスタグラムからどうぞ:
「7月11日の巣箱のヒナたち」
2018年7月12日<六羽目が孵化しました>
朝巣箱の中を覗いたら六羽目の末っ子が生まれていました。
一番小さくてカワイイ。
動画はこちらのインスタグラムからどうぞ:
「7月12日の巣箱のヒナたち」
2018年7月13日<七羽目は孵らず>
結局7羽目は無精卵?だったようで、孵化しませんでした。
朝は巣箱の中に卵はあったのですが、午後にはなくなっていたのでお母さんが咥えて捨てに行ったようです。
2018年7月14日<六羽兄弟生活開始>
猛暑が続いていた時期だったので巣箱の中も暑かったのか、ヒナたちは一か所に固まらずにバラバラになっているようでした。
なんか暑そうというか、苦しそうに見えます。
動画はこちらのインスタグラムからどうぞ:
「7月14日の巣箱のヒナたち」
2018年7月15日<猛暑の日々>
38度越えの暑い日が続いていました。
みんな寄り集まっていません。
末っ子が元気なさそうに仰向けになって弱っているようでした。
動画はこちらのインスタグラムからどうぞ:
「7月15日の巣箱のヒナたち」
2018年7月16日<末っ子二羽が息絶える>
朝方巣箱の中を覗くと、かわいそうに末っ子が息絶えていました。
もう一羽も元気なさそうでした。
夕方末っ子の二羽が息絶えていたので、アリがたかっていたので巣箱から出して庭に埋めました。
小さな小さな命。
動画はこちらのインスタグラムからどうぞ:
「7月16日の巣箱のヒナたち」
2018年7月17日<更に二羽が息絶える>
午後に巣箱を覗いたら2羽が息絶えていました。
庭で巣箱の様子を観察していたのですが、エサを運んでくるのはお母さんばっかりで、お父さんはいつもエサを咥えずに鳴いてばかりいました。
もしかすると、死んだ四羽は暑さもあるけどエサがもらえずに餓死したのかもしれません。
2羽を末っ子たちの横に庭に埋めました。
動画はこちらのインスタグラムからどうぞ:
「7月17日の巣箱のヒナたち」
2018年7月18日<猛暑が終わらない>
猛暑が続いています。
朝方は二羽ともよく動いていたのですが、午後から一羽が動かなくなりました。
夕方巣箱を覗くと一羽が息絶えていました。
残り一羽になってしまいました。
動画はこちらのインスタグラムからどうぞ:
「7月18日の巣箱のヒナたち」
2018年7月19日<最後の一羽>
一羽寂しく親を待っています。
巣箱の外からはヒナが親を呼ぶ鳴き声が聞こえていました。
久しぶりにエサをとってきたお父さん。
もっとたくさんエサとって来て~~~!
動画はこちらのインスタグラムからどうぞ:
「7月19日の巣箱のヒナたち」
2018年7月20日<元気に一羽暮らし>
巣箱の中を動き回っていました。
元気いっぱいでした。
動画はこちらのインスタグラムからどうぞ:
「7月20日の巣箱のヒナたち」
2018年7月21日<鳴き声が大きくなってきた>
一日通してよく鳴くようになりました。
一羽だけなので、エサの量には満足しているようです。
動画はこちらのインスタグラムからどうぞ:
「7月21日の巣箱のヒナたち」
2018年7月22日<最後の日>
羽も生えそろってきて、地肌が見えなくなりました。
トリのヒナっていう感じで、メガクリクリでかわいくなってきました。
元気に巣立ってほしなと願っていました。
動画はこちらのインスタグラムからどうぞ:
「7月22日の巣箱のヒナたち」
2018年7月23日<何者かに襲われる>
朝こどもを保育園に送ってから巣箱に近づきましたが、なんだか静まり返っているようでした。
おかしいなあと思い巣箱の中を見ると、何者かに襲われて死んでいました。
もしかするとスズメかなと思いましたが、あまりに酷い最後だったのでショックでした。
すごくかわいそうでしたが、自然界は厳しいので仕方がありません。。。
最後の小さな命が消えました。
親鳥たちはエサを咥えて巣箱の中を覗いたりしていました。
親鳥にはかわいそうでしたが、この子を巣箱から出して末っ子たちの横に埋めました。
一羽は巣立ってくれるものと思っていたのに、、、悲しいです。。。
親鳥たちは2日後の夕方から姿を見せなくなりました。
守ってやれなくて、本当にごめんね。。。。
巣箱の中から巣材を出して掃除しました。
こんなに分厚い苔を一生懸命運んできたのですね。
来年もうちの巣箱に来てくれることを願っています。
巣箱の改善点
この巣箱は百均で買った桐?の板を買って作りました。
ネジで板をくっ付けました。
雨に当たって木材が湿ったあと、晴れて乾燥すると屋根の板が反り返ってしまいました。
次は底板が反り返ってしまったのでネジで留めて底板が落ちないように針金で補強しました。
蝶番も錆びてきてネジが弱くなりました。
新しい巣箱を作るにあたって
また作るんかい!って言われそうですが、次はもっと耐久性のある素材がいいです。
木材は桐ではなく、杉かヒノキがいいですね。
なかなか薄い板は売ってないのですが、よく探してみます。
あと、今回の巣箱の穴は直径3㎝だったので、次回はスズメが入ってこれないようにシジュウカラサイズの2.6cmにする予定。