エルサルバドルの思い出・その4

アイスクリーム

練習が終わって、帰宅途中の売店で、アイスクリームを買っているところ。

途上国ではよく見かける、この牢屋みたいな店。

犯罪防止のため、このように頑丈な檻が取り付けられています。

店員とお客は、檻越しに売買をします。

写真右は私ですが、練習が終わった嬉しさと、アイスクリームが食べられる嬉しさで目が輝いています。

この写真には、「希望の眼差し」というタイトルをつけることにします。

右は前川さんで、店員に「それじゃないよ、こっちだよ、いやいやそれじゃないよ、これこれ・・・」などと話しているところだと思います。

このアイスクリームはちょっと特殊で、小さいビニール袋の中にダイレクトにアイスクリームが入っていて、食べるときは袋をかじって、チューチュー吸いながら食べるのです。

棒付きのアイスクリームもありますが、結構高くて甘すぎるので、一般庶民には、こちらのエコノミックなアイスクリームが食べられています。

味は、4種類ぐらいあった気がします。

あと、中南米は同じだと思うのですが、一般的な牛乳は紙パックには入ってなくて、ビニールというか何というか、詰め替え用のような袋に入っています。

袋の角をちょきんとハサミで切って注ぐのですが、ダイナミックに袋をかじってそのまま飲むんだとき、袋に圧力をかけ過ぎると、鼻から牛乳!!、ということになりかねないので注意が必要です。

2回ほど経験あり・・・。

確か、ヨーグルトも袋に入っていた気がします。

左は、古橋さん。

古橋さんが持っているのはサツマイモに見えますが、これはアイスクリームです。

多分、グレープ味。

右は、前川さん。

まだ選んでいます。

「それじゃねーよ、これだよ、いや、それじゃなくて、こっちこっち・・・いやいや・・・これこれ」という会話をしてるのでしょうか。

前川さんのお腹の前辺りに、1ガロンぐらい入る水色の水タンクが見えるでしょうか?

前川さんは、いつもこのタンクの中に焼酎を入れて、常時飲みながら歩いているのです。

というのは冗談で、タンクにはいつも水を入れていて、健康管理のために常に水分補給を行っていました。

さすが前川さん。

私と古橋さんは、毎晩、ビールでの水分補給は欠かせませんでした。

ちなみに古橋さんは、ビールしか飲みません。

乳児のときから、ミルクの代わりにビールで育ち、お茶漬けもお茶の代わりにビールを注ぎ、頭を洗うときもビールで洗い、自家用車もガソリンの代わりにビールを入れて走らせるというぐらいビール派なのです。

というのはウソですが、そのぐらいビール党です。

次回の選挙で、古橋さんがビール党を結成すれば、私は多分、一票入れます。

がんばれ古橋さん。

以上、アイスクリームについての写真でした。

このアイスクリーム、日本では、昭和の紙芝居の時代だったら売れたかも・・・。

ABOUTこの記事をかいた人

フリーランスの画家として活動しています。 愛知大学卒業後、青年海外協力隊で南米ボリビアの首都ラ・パスの国家警察学校で空手に当たる。現地で絵を描く楽しさを知り、帰国後独学で技法を学ぶ。その後、創作活動をして個展を開催する傍ら、ラオス、スリランカ、エルサルバドル、フィジーに空手の指導に当たる。今までの経験を創作に活かし「明るく、楽しく、やさしい絵」をモットーに元気に活動中。