エルサルバドルの思い出・その11

学園祭で

学園祭での写真です。

私たちは学園祭で、空手の演武をしました。

タスキをかけているの二人は、校内のミスコンで選ばれたイケメン君と女王です。

イケメン君と女王の間に入っている古橋さんは、二人に支えられています。

この女王は、写真で見るより実物のほうが断然きれいでした。

この学園祭では、生徒と指導者がみんなで基本演武をして、そのあと前川さんが板割りをしました。

私は「ポッキー」とあだ名がついてしまうぐらい骨が弱くすぐ折れてしまうので、私がやると「骨折り」というショーになってしまいます。

なので、屈強な前川さんが率先して、分厚い板を割るという技を披露しました。

私は板を持ってました。

前川さんが板を突きました。

「エイッ!!」

割れませんでした。

もう一回、

「エイッ!!」

割れません。

かなり分厚い板だったので、私は無理ではないかと心配しました。

そして気合を入れなおしてもう一回、

「エイッ!!」

結局割れませんでした・・・。

割れないまま終われないので、地面に板を置き、その間にものを挟んで隙間をつくり、足で踏み潰すような感じで割ることができました。

空手らしくないとのことで、見物人からは半分拍手で、半分ブーイングみたいでした。

最終的に割れなかった原因は、板を持っていた人が悪かったということで、話は丸く収まりました。

帰りに前川さんの手を見ると、パンパンに腫れていました。

「板割り」なだけに、私は前川さんを「労り」ました。

お!花村君に座布団一枚。

ABOUTこの記事をかいた人

フリーランスの画家として活動しています。 愛知大学卒業後、青年海外協力隊で南米ボリビアの首都ラ・パスの国家警察学校で空手に当たる。現地で絵を描く楽しさを知り、帰国後独学で技法を学ぶ。その後、創作活動をして個展を開催する傍ら、ラオス、スリランカ、エルサルバドル、フィジーに空手の指導に当たる。今までの経験を創作に活かし「明るく、楽しく、やさしい絵」をモットーに元気に活動中。