エルサルバドルの思い出・その10

練習後のマリアッチ

写真は、短パンで中腰の人はジェントルマンの増田さん、マリアッチの帽子をかぶってギターを持って調子に乗っているのは古橋さん、その横で古橋さんのデカ過ぎる帽子で折角のポーズが台無しの前川さん、その横でビールを持っている好青年が私。

増田さんは前川さんの前任者で、英語、スペイン語、中国語を話し、とても知的な方なんです。

増田さんは現在、仕事の関係でアメリカ在住で、当時は上海在住だったのですが、私と古橋さんがエルサルバドルに教えに行くというので、わざわざここまで仕事を休んで来てくださいました。

練習後に、みんなでバーで夕食をとっていたら、マリアッチがやってきました。

マリアッチというのはメキシコの楽団の様式で、お菓子のドンタコスのキャラクターみたいな帽子をかぶり、バイオリン、ギター、トランペットなどを使って演奏します。

中南米では、バーで演奏したり、パーティーに呼ばれて演奏したりします。

もちろん彼らは、ボランティアでやっているわけではないので、演奏してもらったらお金を払わなければなりません。

私は南米に2年間いたので、マリアッチはどのように攻めてくるか知っているのです。

まず、バーで飲んでいたりするとゴソゴソとマリアッチが現れて、こちらを見てギターを構えてからニッコリします。

そこでギターを、チャラララ~ン♪とさわりだけ弾き、どうだあ~?もっと聞かせてやろうか~?とニヤニヤっとします。

このとき、うかつに興味を示すと最後まで演奏してお金をせびってくるので、聞きたくない人は注意が必要です。

マリアッチの演奏風景。

極稀に、音がデカ過ぎて耳を塞ぎたくなるようなマリアッチや、音痴過ぎて耳を塞ぎたくなるようなマリアッチや、音楽より話のほうが長いマリアッチがいたりします。

銃でミゾオチを撃ち抜かれて、苦しんでいるかのような古橋さん。

酔った勢いでギターを弾く真似をして、孤独な心を癒しているのです。

古橋さんの背後からカメラ目線で覗いている顔がありますが、これは古橋さんの守護霊かと思われます。

手前の、バイオリンを弾くおっちゃんの腹にご注目。

この滑らかで芸術的なカーブは、太りすぎの印。

ダイエットせよ!

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フリーランスの画家として活動しています。 愛知大学卒業後、青年海外協力隊で南米ボリビアの首都ラ・パスの国家警察学校で空手に当たる。現地で絵を描く楽しさを知り、帰国後独学で技法を学ぶ。その後、創作活動をして個展を開催する傍ら、ラオス、スリランカ、エルサルバドル、フィジーに空手の指導に当たる。今までの経験を創作に活かし「明るく、楽しく、やさしい絵」をモットーに元気に活動中。