エルサルバドルの思い出・その15

絵を描く

私は、色鉛筆で絵を描いています。

葛飾北斎風の日本的な感じの絵。

なぜ描いているかというと、お世話になったマタ師範にプレゼントしようと思ったからでした。

私としては、色鉛筆はやさしい色が出せるのですが、色が薄いので自分には向いてないかな~なんて思っています。

やっぱりアクリル絵の具で、ハッキリクッキリした色を使うほうが楽しいです。

帰国前に、マタ師範にプレゼントしたら喜んでくれました。

古橋さんも私に便乗して、絵を描いています。

空手の絵を描いています。

古橋さんなりに一生懸命描いているその姿を見ると、私は感動して、彼の艶やかなオデコに「よくできました」の印鑑を押してあげたいくらいでした。

古橋さんがマタ師範に絵を手渡すと、マタ師範は破って捨てました。

いやいや、そんなことはしません。

マタ師範はニッコリ笑って受け取ってくれました。

古橋さんの後ろにある中庭では、狭いですが二人でキャッチボールをしたり、ビールを飲んだり、日光浴をしたり、生意気なオウムがいたり、ハンモックでくつろいだり、骨折した古橋さんの介護で彼の頭を洗って差し上げたりと色々な思い出がありました。

カップルのような夫婦のような私と古橋さんでしたが、ケンカなど全くなく、一ヶ月間の楽しいエルサルバドルの滞在も終わりに近づいています(涙)

前川さんは、お兄さんのようにあちこち連れて行ってくれました。ありがとうございました(涙)

エルサルバドルから帰るとみんなバラバラになって、今後もう会えないかも知れない!!と思いきや、古橋さんは愛知県人で私は岐阜県人なのですぐ会えてしまいます。

なので、ときどき名古屋で二人で飲んでます。

前川さんは奈良県人なので、殆ど会えませんが。

ちなみに前川さんは、2010年現在、留置所に入っています。

おっと!誤解しないでいただきたい。前川さんは警察官なので、留置所に勤務しているのです。

将来は、インターポールの銭形警部を目指すそうです。

話がそれました。

何の話でしたっけ・・・?

あ、そうそう、古橋さんとは腐れ縁といいますか、言い換えるとソウルメイト・・・・。

ということで、今回の記事は、絵を描いてプレゼントしたということでした。

エルサルバドルの思い出の記事も、次回で最終回となりました。

次回は、古橋さんが足を骨折する、で締めくくります。

お楽しみに。

ABOUTこの記事をかいた人

フリーランスの画家として活動しています。 愛知大学卒業後、青年海外協力隊で南米ボリビアの首都ラ・パスの国家警察学校で空手に当たる。現地で絵を描く楽しさを知り、帰国後独学で技法を学ぶ。その後、創作活動をして個展を開催する傍ら、ラオス、スリランカ、エルサルバドル、フィジーに空手の指導に当たる。今までの経験を創作に活かし「明るく、楽しく、やさしい絵」をモットーに元気に活動中。