練習後のマリアッチ
写真は、短パンで中腰の人はジェントルマンの増田さん、マリアッチの帽子をかぶってギターを持って調子に乗っているのは古橋さん、その横で古橋さんのデカ過ぎる帽子で折角のポーズが台無しの前川さん、その横でビールを持っている好青年が私。
増田さんは前川さんの前任者で、英語、スペイン語、中国語を話し、とても知的な方なんです。
増田さんは現在、仕事の関係でアメリカ在住で、当時は上海在住だったのですが、私と古橋さんがエルサルバドルに教えに行くというので、わざわざここまで仕事を休んで来てくださいました。
練習後に、みんなでバーで夕食をとっていたら、マリアッチがやってきました。
マリアッチというのはメキシコの楽団の様式で、お菓子のドンタコスのキャラクターみたいな帽子をかぶり、バイオリン、ギター、トランペットなどを使って演奏します。
中南米では、バーで演奏したり、パーティーに呼ばれて演奏したりします。
もちろん彼らは、ボランティアでやっているわけではないので、演奏してもらったらお金を払わなければなりません。
私は南米に2年間いたので、マリアッチはどのように攻めてくるか知っているのです。
まず、バーで飲んでいたりするとゴソゴソとマリアッチが現れて、こちらを見てギターを構えてからニッコリします。
そこでギターを、チャラララ~ン♪とさわりだけ弾き、どうだあ~?もっと聞かせてやろうか~?とニヤニヤっとします。
このとき、うかつに興味を示すと最後まで演奏してお金をせびってくるので、聞きたくない人は注意が必要です。
マリアッチの演奏風景。
極稀に、音がデカ過ぎて耳を塞ぎたくなるようなマリアッチや、音痴過ぎて耳を塞ぎたくなるようなマリアッチや、音楽より話のほうが長いマリアッチがいたりします。
銃でミゾオチを撃ち抜かれて、苦しんでいるかのような古橋さん。
酔った勢いでギターを弾く真似をして、孤独な心を癒しているのです。
古橋さんの背後からカメラ目線で覗いている顔がありますが、これは古橋さんの守護霊かと思われます。
手前の、バイオリンを弾くおっちゃんの腹にご注目。
この滑らかで芸術的なカーブは、太りすぎの印。
ダイエットせよ!