私たちは生きていると必ず迷いが出てきます。
迷わない人はいないと思います。
今回はなぜ迷ってしまうのか、その本質と解決策についてお伝えします。
目次
どちらも同じくらい魅力的
なぜ迷うのかというと、いったいどちらの方向に進んでいいのかわからないからです。
例えば、AとBの二つの選択肢があったとします。
どちらも同じくらい魅力的に感じます。
Aもいいし、Bもいい。
数値で表してみる
この二つの選択肢の魅力を数値で表してみましょう。
すると、
50:50
になります。
同じだけ魅力的ということですね。
でももしこの魅力が、
A=49:B=51
としたらどちらを選択するでしょうか?
Bだと思います。
どちらかに少しでも魅力が勝ればそちらのほうを選択するようになっています。
同じだけ魅力的だったら?
それで、50:50だからどうすればいいのか?ということになります。
答えは、
どちらでもいいということです。
当たり前すぎると思うかもしれませんが、どちらを選択してもベストの選択だということです。
どちらも同じだけメリットもあるしデメリットもあります。
どちらにするか思い悩んでBを選択した場合、後でAにすればよかったかなと思うことがあります。
けれど実は、結果は同じようなものだったりするので、
迷いに迷って決断したものがベストな選択である
といえるのです。
迷ったときはどちらも同じくらい魅力的だから迷っているんだと思うといいですね。
迷いの解決策
では、なぜ迷うと苦しいのでしょうか?
こんな話があります。
ヨーロッパの山奥のある山小屋の中で、一頭のヤギが餓死していました。
でも不思議なことに小屋の中にはヤギの大好きな干し草が大量にありました。
あまりに不思議だったので、原因を調べるために調査チームを結成しました。
そしてこういう結果になりました。
小屋の中には2種類の干し草がありました。
小屋の左側にはヤギにとってそれほど好きではないA種の干し草が山盛りになっていました。
小屋の右側にはヤギが大好きなB種の干し草がA種の干し草の4分の1ぐらい置いてありました。
ヤギはどちらの草を最初に食べるか迷いました。
「先にAを食べてしまうとお腹がいっぱいになってBが食べられなくなってしまうかもしれない」
「Bを先に食べたら何だかもったいない気がするから、後に残しておいたほうがいいかもしれない」
「でもやっぱりBかな、いやAかな・・・」
AとBの間を行ったり来たりしてるうちにとうとうヤギは餓死してしまったという結論に達しました。
どちらかを選択して食べていれば、ヤギは餓死しませんでした。
でもどちらも食べませんでした。
これが迷いの本質で、どちらも選択していない状態というのが一番苦しいのです。
解決策は、どちらかを選択すれば楽になるということです。
まとめ
- 選んだ方がベストの選択
- 迷いは魅力が50:50だから起こる
- どちらかを選べば楽になる
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