天空の首都ラ・パス
ボリビアの首都ラ・パスの街並みを紹介します。(2000年4月の写真です)
標高は約3,670mで、空港があるエルアルトは4,100mもあります。
ですので、飛行機のハッチが開くとみんな空気が薄くて苦しくて高山病になります。
高山病がひどい人は、酸素ボンベを付けられて担架で運ばれていきます。
個人的な感覚でいうと何というか、頭がぼーっとするような感じで、なんだかちょっと息苦しいなぁと感じます。
それで、ちょっと急いで歩いてみたりするとすごく息苦しくなって、酸欠で顔が青くなってきます。
協力隊で行った同僚6人全員が、空港からバスで首都まで向かうときはみんな青い顔をしていた記憶があります。
頭がぼーっとするので
「簡単な計算もできないよね」
とみんなに言ったら
「前からじゃないの?」
と突っ込まれました。
いつも空がとってもきれいで、私は大好きでした。
ラ・パスの町を見て最初に見たとき「茶色い町だなぁ」と思いました。
煉瓦でできている建物がほとんどだったせいもあります。
空気も乾燥しているので乾いた感じがするし、砂埃っぽいイメージもありましたね。
あと、大勢のチョリータさんたちを見て、とっても驚きました。
日本には、いませんからね。
ラ・パスは、インディオ系の人たちが多い町です。
白人は、ほんと少数でした。
町には日本の中古車がミニバスとしてたくさん走っています。
ハイエースやカローラが多かった気がします。
日本の自動車って、本当に丈夫で長持ちなのですごいなぁと思います。
煉瓦造りの家ばかりです。
写真はちょっとブレていますが、露店の風景です。
チョリータさんが営んでいる露店が多かったです。
遠くに見えるのが、イリマニ山です。
ラ・パスの象徴ですね。
夕方は本当に美しく見えます。
首都なので大勢の人が歩いていて、渋滞は慢性化しています。
町を歩いていても、活気がありましたね。
ラ・パスは日差しがとっても強いので、サングラスはあったほうがいいかもしれませんね。
帽子も。
日焼けしたくない人は、数値が高い日焼け止めクリームを塗るのがおすすめです。
あんまり顔を白くするとバカ殿みたいになってしまいますので、ほどほどに。
空気がカラっと乾燥しているので、快適です。
でも、乾燥しすぎているので、急に笑うと乾燥した唇がピシッと割れます。
リップもあったほうがいいですね。
気候は暑くないです。
ただ、すごく日差しが強い。
ちょっと肌寒く感じるときもありましたが、一枚着れば快適でした。
湿気がないので、日本のような寒さはなかったです。
南米で一番貧しいといわれたボリビアですが、首都は高層ビルがたくさんあって都会な感じがしました。
緑もまあまあ多かったし、みんなのんびりしているし、あの頃がなつかしいなぁって思います。