ライオン君
2008年01月24日
(写真)ライオン君
このライオンの縫いぐるみは、一体誰が買ったかというと、私です。
別に縫いぐるみを集めるのが趣味ではありません。
きっかけは、JICAで働いている方が、昔、語学を上達させようとテディベアの縫いぐるみを買って、毎日英語で話しかけていたそうです。
それで英語力が上達したとのことで、その話を聞いてとても感動しました。
どれ、私も真似して縫いぐるみを一つ買ってみようと思いました。
買ったのはフィジーに来て一ヶ月ぐらいのときでした。
枕元に置いて毎日話しかけようとしましたが、話すことがない・・・。
「会話はキャッチボールだろう!」
と言っても返事がなく、ボーっとして眠そうな顔をしています。
私は話すより聞くタイプの人間なので、時間が経過するにつれライオンとのコミュニケーションがうまくいかなくなり、自然と距離を置くようになりました。
いつしかライオンのことが頭からすっかり消え去り、ライオンのいない生活が当たり前のように続いていました。
しかし、3週間前に掃除していたら、棚の奥からライオンが出てきました。
意識が朦朧として、ぐったりして何も話せない状態で、しばらくすると息絶えました。
結局ライオンとは、会話がないままフィジーでの生活を終えることになりました。
明日からは、犬のラッキーに話しかけようかな・・・。
となりの兄ちゃん
現在、夜の8時半。
先程、あまりに暇なので夜空の星でも眺めようと扉を開けると、暗闇のガレージでとなりの兄ちゃんが一人で食事をしていました。
肌が黒いので、闇と同化してはっきり見えませんでした。
人間は、突然、意外なことに遭遇すると身体と思考が止まってしまいます。
私「・・・・どうしたの・・・?」
兄ちゃん「いや・・・なんにも・・・」
私「電気つけようか・・・?」
兄ちゃん「いや、これでいい、これでいい・・・」
となりの兄ちゃんは、そのままずっと暗闇の中で食事をしていました。
私は理解不可能だったので、ドアを閉めそのまま家に入り、何もすることがないのでソファーに座り、暗闇の中でボーっとしていました。
たまには暗闇でボーっとするのもいいなあと思い、となりの兄ちゃんの気持ちが少しわかったような気がしました。
しかし、そんな暗闇で食事をする心理がさっぱりがわからん・・・・。
銀歯がポロリ
2008年01月25日
今朝起きて、洗面所で顔を洗って口をゆすいだら、奥歯のかぶせてあった銀歯がポロリ・・・。
あっという間に排水溝に飲み込まれて、さよならも言えないまま、切ないお別れになってしまいました。
今は、心と口の奥にぽっかりと穴が開いています。
今日は、シニアボランティアのIさんが働いている南太平洋大学に見学に行きました。
ここでIさんは海老の養殖をしています。
研究室にはたくさんのスタッフがいて、水槽の中身を説明してくれました。
わかりやすい英語で説明してくれたようですが、知らない単語がたくさんあったのでよく理解できませんでしたが、大体はわかりました。
顕微鏡で海老の子どもやプランクトンを見せてくれました。
肉眼では見えないプランクトンの世界を見ると、どれもこれも忙しそうに動いていました。
こんなに動いたら疲れるだろうに・・・まあ単細胞だからそんなこと思わないか・・・と、くだらないことを考えている自分も単細胞なのかも・・・。
肉眼では見えない世界を満喫しました。
その後、同じ大学内の水産加工をしているHさんのオフィスに行きました。
タラのすり身を棒につけて、ちくわを作っていました。ジャンボ・フランクフルトなみの大きなちくわをご馳走になり、お腹がいっぱいになりました。
その10分後、Iさんの部屋で昼ごはんをいただきました。
汁よりアサリの量が多いアサリ汁や自家製の漬物、干物など美味しいものをたくさんご馳走になり、胃袋が張り裂けそうでしたが大満足でした。
帰宅してベッドで横になり目を閉じた瞬間、いきなり「ワーーーーーー!!!!!」ととなりの子どもたち(約10人)が私の家の周りで追いかけっこを始めたので、眠ることができませんでした。
子どもたちの雄叫びは、今も続いています・・・。
多分、明日も追いかけっこするんだろうな・・・。
4日ぐらい続いているし・・・。