エルサルバドルの思い出・その3

メルセデスさん

エルサルバドル滞在中は、古橋さんと同じ家でホームステイをしていました。

写真に写っているこの女性が、家主のメルセデスさんです。

メルセデスさんは、ちょっと個性的で、節約家というかなんというか、いわゆるケチなんです。

でも最終的には、いいオバサンでした。多分。

古橋さんとメルセデスさん。囚われた鴨のようです。

私と古橋さんで、スーパーで分厚いステーキを買ってきて二人で料理しているところです。

なぜだかわかりませんが、やたらと古橋さんはステーキを食べたがるんです。

和牛に比べると少し硬いですが、美味しいステーキに出来上がりました。

ミディアムレアーが一番美味しいと思う。

私とメルセデスさん。

このメルセデスさんは節約家なので、私たちが買ってきたソーセージとか生ものを冷蔵庫に入れておいたら、電気代がもったいないとのことで、親切に温度を上げてくれたので、おかげさまですぐに腐ってしまいました。

大豆を入れとけばよかったかなあ・・・納豆になるから・・・。

メルセデスさん宅は、というか、エルサルバドル全体がそうなのかもしれませんが、家に入るのにまず門に拳サイズの南京錠が掛かっていて、それを外してから門の鍵を外して、次に家のドアの鍵を2箇所外すとやっと家の中に入れます。

そんなに鍵があると、開けてる時に犯罪に遭いそうで怖いのです・・・。

夜はもうちょっと面倒で、家の周辺の区画は大きな門でバリケードのように閉鎖されるので、その門前に立っているショットガンを持った警備のお兄ちゃんに「あけてよ」と言うと地元の人なら通してくれます。

メルセデス家の夜の水シャワーも気合が入るので、今では懐かしく思います。

エルサルバドルは、今まで滞在した国の中で、一番治安が悪く恐怖を感じた国だった気がします・・・。

しかし!!美女が多くて多くて♪♪~

おっと・・・失礼・・・。

早朝トレーニング

これはエルサルバドルのナショナルチームの、早朝トレーニングに参加したときの写真です。

現役バリバリの選手に混じって、キューバ人コーチが指導し、みんなでダッシュしたり、ランニングしたり、組手したり・・・。

死ぬほど苦しかった・・・・。

古橋さんは、やってらんねえ~~~って顔してます。

私は、早く家に帰りたそうな感じで、やる気なし・・・。

早朝ビールを決行したい気分でした。

早朝練習後、古橋さんと私で、なんか変なポーズで記念撮影。

二人とも疲れ果てています。

よく見ると古橋さんの頭と、後ろにある雲が掛かっている山の頂上付近がそっくりです。

余計なお世話か・・・・。

そういえば、古橋さんは、ナショナルチームの選手に負けないぐらい足が速かったので、私はとても驚きました。

爽快に走るその姿は、まるでクリスマス前に必死で逃げる七面鳥のようでした。

でも、なんであんなに走れるんだろう・・・・。

グリコのキャラメルでも食べたのかな・・・。

早朝練習後は、体育館の売店でコーラやスプライトを飲んで、みんなでぐったりしていました。

ああ・・・・、この頃が懐かしいなあ・・・。

ABOUTこの記事をかいた人

フリーランスの画家として活動しています。 愛知大学卒業後、青年海外協力隊で南米ボリビアの首都ラ・パスの国家警察学校で空手に当たる。現地で絵を描く楽しさを知り、帰国後独学で技法を学ぶ。その後、創作活動をして個展を開催する傍ら、ラオス、スリランカ、エルサルバドル、フィジーに空手の指導に当たる。今までの経験を創作に活かし「明るく、楽しく、やさしい絵」をモットーに元気に活動中。