フィジー日記・その6

マンゴーの木

2007年10月17日

ここ数週間前まで、庭にあるマンゴーの木には、実がたくさんなっていました。

落ちてくるまで楽しみに待っていたのですが、通りがかりの人が木の枝を投げて、落ちたマンゴーを持っていってしまいました。

庭といっても誰が通ってもいい庭で、ここはたくさんの人が通って行きます。

毎日毎日、少しずつ実はなくなって、とうとうすべての実がなくなりました。

落ちてくるのを楽しみにしていたので、とても残念でした。

が、そのとき「はっ!」と気がつきました。

私は、みんなで焼肉を食べに行くときのことを思い出しました。

私は生焼けが大好きなので、表面が焼けるとすぐに食べてしまいます。

他のみんなは中まで焼けるのを心待ちにしているので、半生の肉を次々に食べていってしまう行為は、傍から見て非常にけしからんと思ったに違いありません。

その焼き方を「花村焼き」とまで言われました。

そのときのみんなの気持ちを、今回のマンゴーで経験し、「出したものが返ってくる」という宇宙の法則が働いたのでした。

日本に帰ったら、気をつけようと思います。

今日も風が少なく、暑い日でした。今晩も暑くなりそうです。おやすみなさい。

ステーキ

2007年10月19日

今朝は、朝からずっと雨です。

時々晴れましたが、すぐに雨が降ってきます。

明日の野球の試合は、大丈夫だろうか?

今日スーパーに買い物に行ったら、冷蔵庫の前にネズミがいました。

大きさはSサイズの卵ぐらいで、真ん丸と太っていました。

まわりには人がたくさんいるのに逃げる気配も無く、のんびりと飛び跳ねるように棚の下に入っていきました。

結構かわいかったのですが、やはりあの尻尾が気持ち悪いです。

 

最近は、毎日ステーキを食べています。

1Kgで約千円ぐらいです。

しかもサーロインステーキで、ボリビアにいたときの、噛むと顎が筋肉痛になるぐらい硬い肉ではなく、とてもやわらかくておいしいのです。

いつも焼き加減は、ミディアムレアーにして食べています。

もちろん野菜もたくさん摂っています。

毎日食べ続けて、どのぐらいで飽きるのか、ということを実験してみようと思います。

 

ステーキの焼き加減といえば、学生のときに、友達と安いステーキハウスに行ったときのことです。

注文をする際に、ウェイトレスのお姉さんが私の友人に

「焼き加減は、いかがなさいますか」

と聞きました。

すると友人は

「一生懸命焼いてください!」

と答えました。いい加減に焼いてもらったら困る、とでも思ったのだろうか。

ウェイトレスのお姉さんは困った顔をして、厨房に入っていったのでした。

あとから聞いたのですが、この「一生懸命焼いてください」という返事は、テレビで見たギャグだということです。

でも結構面白かったです。

 

客と店員の問答で思い出したのが、ラーメン屋の話です。

これは本で読んだのですが、あるサラリーマンがラーメン屋に入りました。

カウンターに座り、ラーメンを注文しました。

数分後、店のおやじさんが、ラーメンをカウンターの上に差し出しましたが、よく見ると親指がスープにどっぷりと浸かっていました・・。

サラリーマンは言いました。

「お、おやじさん・・・、親指がスープに入ってますよ・・・」

すると、店のおやじさんは言いました。

「熱くないから大丈夫です」 

「・・・・・」

そういう問題じゃないんですが・・・。

 

話が戻りますが、ここ数日はステーキを食べ続けようと思います。

それでは、また。

 

ABOUTこの記事をかいた人

フリーランスの画家として活動しています。 愛知大学卒業後、青年海外協力隊で南米ボリビアの首都ラ・パスの国家警察学校で空手に当たる。現地で絵を描く楽しさを知り、帰国後独学で技法を学ぶ。その後、創作活動をして個展を開催する傍ら、ラオス、スリランカ、エルサルバドル、フィジーに空手の指導に当たる。今までの経験を創作に活かし「明るく、楽しく、やさしい絵」をモットーに元気に活動中。