私が受けた過去世退行催眠の体験談 ~私にはこんな過去世の人生があった~

過去世退行催眠 ヒプノセラピー 体験談

過去世退行催眠を受けたときの体験談を綴りました。

本当に前世があるのか疑問に思ったのと、催眠状態とはいったいどのような状態なのかを身をもって体験したいという思いから勇気をもって実行に移すことにしました。

見えたこと感じたことを正直に書きましたので、興味がありましたらご覧ください。

目次

 

過去世退行催眠とは

過去世退行催眠 ヒプノセラピー 体験談

退行催眠療法とは英語で
ヒプノセラピー(hypnotherapy)といいます。

 

催眠を用いる代替療法の一種で、

  • 心身の回復
  • 緊張の解放
  • 不安感情の低下

などが期待され、
自己洞察や行動変容の促進にも用いられることがあります。

 

私は特別に悩みや問題を抱えているわけではなかったのですが、
何年も前から一度はやってみたいという思いが強くて一度受けてみようと思いました。

 

過去世退行催眠を受ける

過去世退行催眠 ヒプノセラピー 体験談

私は2009年6月30日に、過去世退行催眠を受けました。

 

インターネットで探した結果、
自宅からそれほど離れていない場所だったので
そこに申し込みました。

 

セラピストは女性で、
とても親切でやさしいくて丁寧な方でした。

 

実際に会ってみると世間離れした感じはまったくなく
むしろ普通の人よりもおおらかであたたかさを感じました。

 

午前の枠で申し込んだので、
朝から正午までのスケジュールとなりました。

 

私の2つの疑問

ある程度は退行催眠についての本は読んでいたので不安はなかったし、
それほど詳しい説明も必要ありませんでした。

 

悩みの原因を探りたいという思いはなかったのですが、
できればこの二つを知りたいと思いました。

 

  1. なぜ私は幼いころから空手をしているのか?
  2. なぜ私は絵を描いているのか?

 

この二つの疑問から、
もしかすると前世でも同じようなことをしているビジョンが出てくるかもしれないと期待していたからです。

 

退行催眠の前にはこのようにセラピストは
スムーズに誘導していけるように慎重に聞き取り調査を行います。

 

催眠状態とはどのような状態か

催眠状態というのはとてもリラックスしていて
身体は眠っている状態になっています。

でも意識ははっきりしていて、
セラピストからの質問には普通に受け答えができます。

催眠中にトイレに行きたくなったらすぐに行けますし、
不快に感じたら自分からすぐに中断できます。

無意識状態になることはありませ。

よってセラピストの思うままにマインド・コントロールされるというようなことはありません。

催眠状態とは、
心身ともに非常に深くリラックスした状態である
と思ってもらえればいいです。

 

退行催眠の開始前に

過去世退行催眠を行う前に、
催眠状態に入りやすいように少しだけ簡単なトレーニングを行います。

 

意識をリラックスさせてから
想像力を使って順番に誘導していきます。

 

数分間でこのトレーニングは終わり、
そして退行催眠へと心の準備をしていきます。

 

過去世退行催眠開始

まずセラピストはイメージを使って深い催眠状態まで私を誘導していきます。

 

誘導については「生まれ変わりはあるのか と 過去世退行催眠について」をご覧ください。

 

麻のローブを着た青年男性

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最初に私が訪れた人生は、砂漠のような乾いた土地でした。

 

以前ボリビアにいたときにウユニ塩湖のツアーで訪れたことがある場所に似ていました。

 

似たような建物も出てきたので、
もしかするとこれは自分が無意識のうちに作っているイメージではないか
という疑念が湧いてきました。

 

私は麻のローブのようなものを着て立っていました。

 

このときの私は青年男性で、
妻と3歳の息子の3人で暮らしていました。

 

この人生では、特別に重要な事柄は感じられませんでした。

 

はっきりいうと、
この場面に来た意味がまったく理解できませんでした。

 

しばらくその辺りを散策しましたがなにも得るものがなかったので、
セラピストに「ここはもう十分です」ということを伝えました。

 

そして、別の人生に移りました。

 

青い目をした23歳の女の子

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私は23歳の青い目をした髪の長い女の子(自分でいうのもなんですが、すごく美人)で、
かなり昔の地中海の国に住んでいました。

鏡で見ているわけではないのですが、
不思議となぜか自分の外見がはっきりとわかるし
23歳というはっきりとした数字も突然頭に浮かんでくるのです。

というか「思い出した」という表現のほうが合っているかもしれません。

 

私は町の人通りの多い道端に立っていて
人々の様子を眺めていました。

 

私はときどき、廃墟になった家を訪れていたようです。

 

セラピストは
「この人生で一番心に残っている場面に移ってください」
といいました。

 

6歳の時にもどる

私はこの人生の6歳の時に退行しました。

 

あたたかい感じの家の中では、
家族団らんの風景が浮かんできました。

 

そこでは家族が8人で楽しく食事をしていました。

 

ここで私はハッと気づきました。

 

この家族は私が女の子だということ以外は、
今回の人生の家族構成とまったく同じでした。

 

姿は外国人で顔も今と違いますが、
なぜか彼らが今の人生の家族と同じ人たちであるということがわかるのです。

 

ちなみに、家族構成は、祖父、祖母、父、母、姉、妹、弟です(現在の私は、四人兄弟の長男)

 

このとき遠い国で戦争があったようで、父はそのことを心配しているようでした。

 

6歳の私は家族みんなが大好きで、
特に父と母には

「いつまでもずっと一緒にいてね」

と言っていました。

 

突然ふと思い出しました。

23歳のときにときどき訪れていた廃墟は、
以前みんなで暮らしていた家だとわかりました。

 

場面が進み6歳の私は誰も住んでいない廃墟と化した
ガランとした自分が住んでいた家の前に立っていました。

 

ここでも突然思い出しました。

 

あるとき私は両親にプレゼントするために
森に花を摘みに行っていました。

 

たくさんの花を手にして家に帰ると
家族は全員死んでいました。

おそらく、殺されたのだと思います。

 

私一人だけが取り残されていました。

 

深い悲しみの中で一人で泣いていました。

 

とても辛く悲しい気持ちでした。

 

このときの辛くて悲しい感情は、
過去のことを思い出しているような感じ方ではなくて
いま現在自分が感じているかのようなとてもリアルな感情でした。

 

すると、家族で楽しく過ごした日々の生活が思い出されました。

 

時代を超えて何百年か何千年か待ち望んだ
「家族で楽しく過ごす」
という願いが、今回の人生で叶えられているということを知りました。

 

その瞬間、私の身体は熱くなり感極まってとめどなく大量の涙が出てきました。

 

正直に言って、こんなに感情がむき出しになって
誰かの前で号泣できるなどということが不思議でたまりませんでした。

 

この感情を再体験したことにより6歳の女の子のひどく傷ついた心は、
癒されたと感じました。

 

再び26歳のときへ

そして再び、
この人生の26歳のときに退行しました。

 

このときの私にはとてもやさしい夫がいましたが、
子供はいませんでした。

 

幼い頃からの家族を失った悲しみをずっと背負って生きていました。

 

夫はいつも私を励ましてくれましたが、
私は悲しさで夫に笑顔を見せることができませんでした。

 

客観的な視点から見てこの時期からは、

悲しみを長いあいだ引きずっていると、
いま目の前にいる人を大切にすることはできない

ということを学びました。

 

人生の晩年に進む

続いて、この人生の晩年に進みました。

 

私は白髪の老婆になっていました。

 

この時の私は、

「笑顔で生きることの大切さ」

「身の回りの幸せに気づくこと」

「足るを知ること」

「感謝すること」

を大勢の人たちを前に説いていたようです。

 

私はみんなから尊敬され、愛されていたようです。

大きな喜びと幸せを感じました。

 

自分が死んだときへ

次にこの人生で、
私が死んだときに進みました。

 

私は、95歳で死んだようです。

 

部屋の中に石造りの台のようなベッドがあり、
その上で私は寝かされていました。

 

ベッドの傍には一人のとても親切な中年男性が私の最後を看取ってくれていましたが、
この人が誰なのか私にはわかりませんでした。

 

夫はかなり前に亡くなっていたようです。

 

家の外では、大勢の人が集まっていました。

 

身体から離れる

私は自分の身体から離れると、
すぐに光に包まれたような感じになりました。

 

その光の中はとても暖かくて安らかな光でいっぱいの世界でした

 

しばらくの間、
私はその幸福感に浸っていました。

 

 

そしてセラピストの誘導に従って、
過去世退行催眠は終了しました。

 

1時間も経ってないような感じがしましたが、
実際には2時間を超えていたので驚きました。

 

今世で重要な過去世を思い出す

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過去世退行催眠を受けたことで
今回の人生で重要な過去世を思い出させてくれたようで、
たくさんの気づきがありました。

 

私は今回の人生で
なぜ空手をやって海外で生活したり絵を描いているのか
を知る鍵になる過去世が出てくるのかもしれないと期待しました。

 

でも予想に反して出てきませんでした。

 

私の潜在意識は、
それらの事柄はその時の私にとって重要ではないという判断をしたので
知ることができなかったのかもしれません。

 

ですので、自分が訪れた過去世というのは、
自分が意図的に想像したものではないという結論になりました。

 

過去世を見るとはどのような感じなのか

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過去世を見るとはどんな感じかというと
例えば、
昨日の夕飯のときの自分を思い出してみてください。

 

なんとなく頭の中でそのときの場面が浮かんできます。

 

見えるような、思い出すような、浮かんでくるような、
そんな感じです。

 

過去世退行催眠を受けて得たこと

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私は過去世退行催眠を体験することで、
人生の洞察力が深まり視野が広がりました

 

自分自身で勇気をもって体験することで
常識に囚われない新たな価値観を持つこともできました

 

ものごとをいつもと違う視点からを見つめることにより
多くの気づきを得ることができるということもわかりました。

 

是非、今後の人生に活かしていきたいと思います。

 

 

以上が、私の過去世退行催眠の体験談でした。

ABOUTこの記事をかいた人

フリーランスの画家として活動しています。 愛知大学卒業後、青年海外協力隊で南米ボリビアの首都ラ・パスの国家警察学校で空手に当たる。現地で絵を描く楽しさを知り、帰国後独学で技法を学ぶ。その後、創作活動をして個展を開催する傍ら、ラオス、スリランカ、エルサルバドル、フィジーに空手の指導に当たる。今までの経験を創作に活かし「明るく、楽しく、やさしい絵」をモットーに元気に活動中。