顕在意識と潜在意識
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顕在意識と潜在意識の性質と効果についてお伝えします。
人間には二つの意識状態がある
人間には顕在(けんざい)意識と潜在(せんざい)意識があります。
普段の生活で思ったり考えたりしているときは、顕在意識をつかっていてます。
眠っているときやリラックスしているときは、潜在意識をつかっています。
顕在意識は氷山の一角
人の意識というのはわかりやすくいうと、北極海に浮かんでいる氷山をイメージするといいです。
海面から地上に出ている部分が顕在意識。
海中に沈んでいる部分が潜在意識です。
海面から出ている部分は全体の割合からすると極一部です。
あとは海中に沈んでいます。
私たちが普段生活しているときは、全体のうちの極一部の意識しか使っていないのです。
潜在意識が活発なとき
普段は眠っているような潜在意識ですが、
顕在意識よりも優勢になるときがあります。
どんな時でしょうか?
それはリラックスしているときです。
深くリラックスすればするほど
潜在意識が活発になります。
潜在意識が優勢なときは
無意識的に情報が入りやすくなります。
例えば、テレビCMをなんとなく見ていますが
この何気ないぼーっとした時間は潜在意識が活発に働いているのです。
リラックスした状態で目や耳に入ったことは
無意識のうちに頭の中にインプットされてしまいます。
すると、その商品を店で見たときに
これは知っている商品だ、となります。
知らない商品よりも知っている商品のほうが安心感があるので、つい買ってしまうのです。
もうひとつ、仕事から帰ってきて
「あ”~~~、疲れた~~」
と言ったとします。
仕事から帰ってきたときというのはとてもリラックスした状態なので
潜在意識が優勢になっています。
その状態で自分が発した言葉はまわりの誰かが聞いていなくても自分は聞いています。
すると自分の潜在意識に
「あ”~~~、疲れた~~」
が刷り込まれます。
潜在意識は、言葉の波動に合った現象を探し始めます。
そうなると無意識のうちに自分を疲れさせるようなネガティブな情報や物事が目に付くようになります。
普段は意図せずに惰性でものごとを考えて行動しているので、知らないうちにどんどん疲れていくのです。
潜在意識はこのように作用するので、
リラックスしているときはしっかりとした意図を持っていたほうがいいでしょう。
潜在意識にはすべての記憶がつまっている
潜在意識には
幼い時の記憶も、
胎児の時の記憶も、
生まれる前の記憶も、
前世の記憶もすべて記憶されています。
なぜ思い出せないのかというと、必要ないからです。
必要なこととというのはすべて現在にあるので、
思えていないほうが生きていくうえで都合がいいのです。
でも本当に必要だと決断した時は、
退行催眠などを受けると潜在意識の記憶にリンクすることができるので
必要な情報を得られるときがあります。
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潜在意識をうまく使う方法
潜在意識というのは、リラックス状態のほうがよく働きます。
お風呂に入っているとき、
好きなものを食べているとき、
好きな音楽を聴いているとき
などの心がゆるんでいる状態です。
このときに自分にとってポジティブな言葉を発すると潜在意識にインプットされるので効果的です。
逆に、好きなものを食べているときはリラックスしている状態だということをお伝えしましたが、
食べているときに
「でも、これ食べると太るんだよねぇ~・・・」
と言ったり思ったりして食べるとそれが潜在意識に刷り込まれるので、
太るという現象を現実化させてしまうのです。
このようにリラックスしているときはっきりとした意図をもって生きると
意図した方向に歩んでいくことができるので
是非活用したほうがいいですね。
まとめ
- 人間には顕在意識と潜在意識がある
- 顕在意識は氷山の一角に例えられる
- リラックス状態の時は潜在意識が活発
- リラックス状態のときに意図した言葉を発する
- 潜在意識には思考を現象化させる能力がある
- 潜在意識にはすべての記憶がつまっている